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海の日って何の日? [日常]

7月の第三月曜日である今日は「海の日」ですね。

皆さんは「海の日」の由来をご存知でしょうか?
単に、「海で遊ぼう」と思っている人も多いのでは??


「海の日」(当初7月20日)は、
「海の恩恵に感謝し、海洋国日本の繁栄を願う日」
として、平成8年から14番目の国民の祝日となりました。

更に、平成13年6月に
「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」
が成立したことにより、
「海の日」は平成15年度から7月の第3月曜日となり、3連休化されています。
所謂、ハッピーマンデー制度ですね。


その由来は明治時代に遡ります。
7月20日は、東北地方のご巡幸を終えられた明治天皇が
その帰途、明治9年7月16日、 明治丸に乗船されて
青森港を出港し、函館を経由し、横浜港に帰港された日です。

この事を海運の大切さに目を向けようと言う事で「海の記念日」として、
昭和16年、当時の逓信(ていしん)大臣だった村田省蔵氏の提案により
次官会議を経て決定されました。
その後この日は、長く「海の記念日」と呼ばれてきましたが、
平成七年の法改正で翌年より「海の日」として祝日になったのです。


明治丸は明治7年に英国で建造され、
全長73.3メートル、総トン数1,010トン、
鉄製の汽船で、1,530馬力の補助エンジンを持ち、
速力は11.5ノットでした。
昭和53年に国の重要文化財に指定され、
現在は、東京商船大学に保存されています。


因みに逓信省とは
大日本帝国憲法下の日本に存在した、
郵便や通信を管轄する中央官庁です。

内閣創設時から第二次世界大戦中の行政機構改革で統合されるまで、
交通・通信・電気を幅広く管轄していました。
第二次世界大戦後にも復活して1946年から1949年まで存在しましたが、
この時期には通信事務のみを管轄していました。
現在の総務省、日本郵政(JP)、及び日本電信電話(NTT)は、
1946年から1949年までの逓信省の後身に相当します。


日本は島国で海に囲まれています。
昔から国外の文化、人の往来、物の輸送などに海は深く関わってきました。
なんでも「海の日」があるのは世界中で日本だけだそうです。


なお、7月1日~7月31日は「海の月間」呼ばれ、
「海の日」本来の意義が失われることなく、
三連休化がより有効に活用されるよう環境づくりを進めていくこととし、
広く国民に「海」に対する理解と認識を高めて貰おうと設けられているそうです。
なので7月は様々な海のフェスティバルやイベントが開催されています。


祝日で休みが増えるのは嬉しいですが
たまには祝日の由来について考えるのも良いですよ。

皆さん、良い祝日をお過ごし下さいw
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