世界が変わる事を信じて……

先程、あちこちのサイト巡りをしていて
抜けない棘の様に心に深く突き刺さるブログを
見てしまったので記事にする事にしました。


ちょっと重い内容ですが、
出来れば見て何かを感じて頂きたいです。



こちらです。


もしリンクを飛んで見られない方の為に
内容を簡単に説明すると
医師の職務怠慢で、一人の患者の癌を発見出来ず、
左の乳房を失わせた。
という内容。


４年に亘って定期的に検査に通ったのに
ちゃんとした検査をせず
結果として悪性の腫瘍が見付かってから
慌てて手術をしようとし出すという、
実に許せない話。


読んでいて怒りが込み上げてきました。


医者って、物凄い仕事だと思うんです。
物凄く責任重大で他人から尊敬されるべき仕事。
掛け替えの無い、人の命を護る仕事。
たった一つしかない一つの命を、
生かすも殺すも医者のその手、技術、その心、考え方次第。

命は一つしか無く、取り返しは利かず、
ほんの些細な、本当にちょっとしたミスさえも許されない。
病魔だけでなく、そういう想像を絶する責任と使命とも闘うことを余儀なくされる。
普通の精神力では出来ない仕事だと思います。

時には逃げ出したくなる事もあるでしょう
でも、逃げる事は患者を見捨てて、その命を蔑ろにする事になる。
逃げる事は許されないのです。

とてつもなく重い
この世で一番重い物をその手に委ねられ、
ある種の恐怖と常に闘いながら、仕事を全うする、崇高な仕事。
そうであると、そうあるべきだと思っています。



でも、……この記事に出てくる医師はどうでしょう？


確かに技術はあるのかも知れない。
有名な方だそうですし、沢山の命を救ってきたのでしょう。
今回だってきっと命は救えるでしょう。


でも、救えたって全摘出ですよ？

確実に、もっと早期に発見する事が出来ていた筈のこの状況で、全摘出ですよ？？
ありえますか？？？そんな事が！！


全ての歯車が悪い方へ悪い方へと噛み合ってしまったとしか思えません。


でも、その一番初めの歯車を用意したのは
他でもない、救える『手』を持っていた筈の医師本人だったなんて……。
なんという事でしょうか。
完全なる怠慢、慢心。
とんでもない事です。


でも、それよりももっと許せない事があります。

この記事をこのブログに書こうと思った原因はここにあります。
それは……日本という国のシステム。


記事の終盤に書かれた内容。
事の顛末をきちんと述べて正義の鉄槌を喰らわせるべきだと思うのに、
日本の現在の法律ではこの医師を裁く事は難しいというのです。

それどころか下手をすれば、
筆者の方が逮捕されてしまう可能性さえあるという。


そんな馬鹿げた話がありますか？
弱者に泣き寝入りしろというのですか？？
こんな事が許されて良いのですか？？？

肉親の命を危険に晒し、
身体の一部を奪われたというのに、
それでも泣き寝入りしろと
国が、法律が目の前に立ちはだかるのですよ！


こんな風に書いてはいますが
もちろん自分達の生活を護っている大事なモノだ
という事も理解はしています。
でもね、でもですよ、
それでも弱者が泣き寝入りしなければいけないのは
おかしいと思うのです。
弱者を護れずに何を護るというのですか？
こうして、救いを求めた手を払いのけて
更には蹴落とすような真似は、
絶対にあってはならない！！
そうじゃないですか？


時代が進み、今はブログやツイッターなんて物で
手軽に世界に情報を発信したりつぶやく事が出来る様になりました。
昔だったら、こういう話だって新聞やテレビで取り上げられない限り
知る事は出来なかったでしょう。
だからこそ、もっと伝えていくべきだと思いました。

一人一人が出来る事は限られているかも知れません。
でも、一つ一つを皆で考えていく事で、
世界がより良い方向に変わる事を信じて……。

タグ：医者 法律 泣き寝入り 許せない ブログ