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言葉のナイフを突き立てるのは止めましょう [ニュース]

近年、働き盛りの方の自殺が増えているとよく聞きますが
今日はそんな働き盛りな方の自殺に関するニュースについて。


会社のビルから飛び降り自殺をしたのは
上司の厳しい叱責などが原因だとして、
出光タンカーの社員だった男性(当時43歳)の遺族が、
労災を認めなかった国の処分を取り消すよう求めた訴訟の判決が
18日に東京地裁でありました。

その判決で裁判長は
「叱責は精神障害を発症させるほど厳しいもので、
自殺は業務が原因と認められる」として、
不認定処分を取り消したそうです。

判決によると、男性は1997年7月から同社で経理を担当。
99年頃には、上司の課長から
「会社を辞めろ。辞表を出せ」「死ね」
などと激しく叱責されるようになり、
鬱病を発症し、その年の7月に会社のビルの6階から
飛び降り自殺したとの事。


判決では上司の叱責について、
1.人が見ている前で公然と行った
2.言葉が厳しく感情的
3.他の管理職から注意されるほどだった
などから、「企業における一般的な程度を超えていた」
と判断されたそうです。


自殺した男性が上司にここまで言われるに至った経緯は
よく分かりません。
余程酷い失敗でもしない限りここまで言われたりはしないでしょうけど
「死ね」なんて言葉は何があっても使っちゃいけない言葉です。
もはやこれは叱責ではなく言葉の暴力。
部下に向かってこんな事しか言えない上司は
最低最悪以外の何者でもないでしょう。


仲間内で冗談で「お前なんて死んじゃえ」と言われるのなら
冗談だからと笑って聞き流す事も出来るけど
上司から「死ね」などと激しく叱責されれば冗談では済まされない。
毎日吐かれる暴言に耐えかねて自殺。これは耐え難いですね。
激しく落ち込むし自殺しないまでも鬱になるのも当然。


立場を利用して暴言を吐くのはよくある光景です。
ただお互いに大人ですしね……。
馬鹿とかアホとか死ねとかそういう事を直球で、ってのは
余りにもお粗末で
「子供の喧嘩ですか?」と言いたくなりますね。

第一、厳しく指導するのと暴言を吐くのは全く違います。
この部分を間違えてる方が大勢居るのが何とも情けないですよね。
管理職の皆さん、気を付けましょう。

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