東日本大震災から１ヶ月

震災から昨日でちょうど一ヶ月。

被災地はともかく周囲の状況はかなり戻り、
電車がちょっとだけ少ないのと
ACのCMがやたらやってること以外は
ほぼ日常と変わらないような感じになっている。

が…各地で余震は未だに続いている。


昨日も激しい余震がありましたね。
ちょうど地震から１ヶ月の日に、
またしてもM７を越える地震が起きるとは……。


気象庁の発表では昨日のあれも「余震」ということですが、
M７を越えるエネルギーの高さ、
揺れた後も後から後から続く
「余震の余震」とでもいうような状況から、
一ヶ月前の記憶が蘇って
恐怖に駆られてしまった方も多いのでは？

遅々として進まない復興、
畳み掛けるように起こる余震、
余震なのだから当たり前なのかもしれませんが、
起こる余震の震源が、
一ヶ月前に一番被害を被った場所にまた起こってしまう
というのも胸が痛い情報のひとつでもあります。

他の場所なら良いという事ではありませんが
大きなダメージを受けた場所が何度も何度も
繰り返しダメージを受けるというのは居た堪れない。


何かしてあげられればいいのに、
とも思いますがそんな考えさえ
被災してない人間のエゴなのではないか、
どうしたらいいのかわからなくて
苛立ちとジレンマだけが募る……。
まさにそんな状況。


節電を心掛けたり
経済を回そうとお金を使ってみたり、
細かいながらも出来ることを探して実践はしてますが、
こうも頻発してしまうと気弱になりそうになる。


そういえば昨日は一ヶ月前と同じ場所に居た時に地震が来た。

多少揺れは長かったけどパニックになる程のものでもなかったので、
「コレをネタに何か面白おかしく書いてみようか」
などと思ってもいたけど
改めて状況を確認して不謹慎だと思ったのでやめた。
まだ笑い話のネタに出来るような状況ではない。

でも「あの時は大変だった」と過去の話題にして
笑い飛ばす事が出来る日が必ず来る！
来るんだよ、絶対に。
今はまだその時ではないだけで
必ず振り返って感慨深く思える日がやってくる。
だからその日まで出来るだけの事を出来る限りやって
日々を積み重ねていこう。


揺れた後、東北方面に知人が居る方から
こんな話を聞いた。

『半壊してた知人の家が全壊した。
　今、雷雨の中、車で過ごしているらしい。
　「もう死にたい」なんて言っている。
　僕は彼らに何をしてあげられるだろう。
　あるいは何をすべきだろう。』

非常に胸が痛かった。
被災地に居る人もそうだが
被災地に知り合いが居る人も
苦しみ、胸を痛め、心が折れそうになっている。

話を聞くだけでもとんでもない状況なのは一目瞭然。
きっと他にも同じように被災され
絶望してる人が沢山いらっしゃると思う。
地震の度にそういう方が増えてると思う。

ある程度安全である場所で、
家もある状態の僕がどんなに言葉を紡いでも
自己満足というか……
綺麗事にしかならない様な気もしてしまう。

無責任な事は言いたくないし、
何を言うべきなのか、何をすべきなのかは分からない。

ただ…それでも
被災地をなんとか励ませないかと自分なりに考えて
出来るだけの事はしたい。

どこまで役に立てるかは分からない
些細な事しか出来ないから
どの程度の支援が出来るのか……。
やっても結果的には何も変わらないかもだけど
何もしないよりかは役に立ってるんだと思いたい。
些細な事でもみんなが心掛ける事で
きっと役に立ってるんだと思いたい。

何かをした結果、それがなんにもならないなんて事は
きっとない筈だと思いたい。
そうじゃないと、僕だけでなく他の方がしてきた
些細ながらも心がこもった小さな心掛けも
無駄な事という事になってしまう。

きっと何かの誰かの役に立っていると信じ
綺麗事だろうがなんだろうが
行動し続けるべきだと思っています。
今後もまだまだ続けるつもりでおります。

小さな事だって、小さいながらも続けていれば
何かの誰かの大きな力に活力になれるんじゃないかな、って。
一人一人では小さな事だってみんなで行動すれば
大きな成果になるんじゃないかな、って
そう信じたっていいよね？

みんなの誰かを思う気持ちもちょっとした心掛けも
きっと無駄ではなく必要な事だよ。
何かする事が大事。
そして、それを続ける事はもっと大事。
みんなで支え合っていこう！

タグ：東日本大震災 心掛け 支え合い 余震