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放射能はうつらない! [ニュース]

福島県から避難してきた子どもが、
「放射能がうつる」などといった
心ない言葉や偏見に傷つき、
避難先の変更を余儀なくされていたことが分かりました。


原発事故の影響で、
福島県・南相馬市から親戚の家に避難してきた小学生の兄弟。
先月、この兄弟が
避難先である千葉県船橋市内の公園で遊んでいたところ、
地元の子ども達から、
「放射能がうつる」などと心ない言葉を掛けられました。

関係者によると、兄弟は市内の小学校に転入することを諦め、
新学期を前に、再び、福島市内へと避難先を変えたといいます。


避難してきた子どもの受け入れなど、
被災地への支援が広がる中で起きた今回の問題。
船橋市の教育委員会は小中学校に対し
「避難者の不安な気持ちを考え、言動に注意しながら対応すること」
などといった異例の通達を出しました。


「子ども達は知識がないので、
一緒に遊んでも、うつったりすることはないと教えなければいけない」
「心に深い傷を負っているのだから大人がケアしていくべき」
そういった保護者の言葉の一方で
家庭では放射能に対する不安を口にする保護者が
多いのではないでしょうか。

子どもは大人の話を聞いていない様で
実によく聞いているものです。
大人の不安がそのまま子どもに現れている
と言っても過言ではないのです。
普段大人が口にする放射能に対する警戒の言葉を
子どもが聞いていて
野菜や魚に対して風評被害をもたらす様に
避難して来た子ども達にまで風評被害が及んでいるのでは
ないでしょうか?


被災地のがれき処理など
復旧作業に影響が出そうな「現象」も起きています。

「一番多いのは放射性物質で汚染された廃棄物を、
川崎市に持ち込まないでほしいと」
川崎市環境局に届いた住民の苦情です。

福島県など被災地で出た
「災害廃棄物」の処理を検討している川崎市では
「放射能に汚染されたゴミを処理するのは止めて欲しい」
などといった市民からの苦情が、
これまでにおよそ2900件寄せられているということです。

川崎市によると、具体的な処理計画は決まっていないそうですが、
「汚染されたゴミを処理することはない」といった説明を、
急遽、市のホームページに載せるなど対応に追われているようです。

こうした事態について、放射線医学総合研究所では
「正しい知識を持たないまま怖がっているケースが多い。
避難してきた人や災害廃棄物が
放射能に汚染されているということはなく、
差別や偏見につながらないよう冷静に対応して欲しい」
としている。


放射能に対して不安があるのは分かりますが
正しい知識がないままに
無闇やたらと怖がり思いやりに欠ける言葉を発するのは
間違っています。
特に子どもはその辺りを敏感に感じ取ります。
言葉に出さなくても親の態度を見ています。
口では「避難して来た子とも仲良くしなさい」と言いながら
放射能に汚染された物だけでなく
避難して来た方々が放射能に被曝していないか
または被曝していた場合、うつらないか
といった目で見ていないでしょうか?


非常に恥ずかしく、残念な事件です。

子どもは残酷な程に親の不安を敏感に肌で感じ取るものです。
正しい知識を身に付けて
子ども達にきちんとした知識を与えられる
そんな大人でありたいものです。
間違っても避難して来た方々を拒絶する様な事が
あってはいけません。

こんなニュースを見る度に悲しくなります。
差別、偏見……
知識の無さが招いた悲しい事件です。
もうこんな事件が起こらない事を
嫌な思いをさせてしまった子ども達の為にも
願いたいです。
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